特性を強みにする
ウォズニアッキというかつてランキングNo.1の
女子テニスプレーヤーがいます。
彼女は、ランキングでNo.1になりましたが、
グランドスラム(一番大きい4大大会)でのタイトルがありませんでした。
そのうち、ランキングも下がってきたとき、
周りからは、
「つなげるだけではダメだ」
「決め球がないと」
「パワーテニスに対抗できないと」
「もっとネットプレーが必要だ」など、
「もっと変化する必要がある」と、
いろいろなことを言われました。
実際、彼女やそのチームは、
トレーニングや戦術・プレースタイルetc.
これまでを変えるために、さまざまなことを試したそうです。
ですが、成績にはなかなかつながりませんでした。
そして、
再びランキングが上がってきたときの、
彼女のプレーはというと、
以前の彼女の持ち味をいかしたスタイルでした。
「とにかく走りまくって返す」
「走ってどんなボールでも取る」
走ることに関しては、フルマラソンに何度も出場するほどのレベルです。
テニスプレーヤーなのに。
走り込んでいるので、筋肉のつき方や持久力も以前とは違っていました。
彼女の粘り強いプレーは、相手にプレッシャーをかけてミスを誘うことになったり、
自身が展開するプレーや攻撃にもつながりました。
結果それがポイントになり、
試合に勝利し、
ランキングも徐々にあげることになったのです。
やっぱり「自分」に戻っていくのですよね。
それが結果を出すことにつながる。
「私のコレをいかす!」
と決めたら強いです。
足りないものを他に求めるより、
自分がすでに持っているものを
活かす・進化させる
というのが自分にとっても無理がないです。
長所や短所、
とよく言いますが、
「私の〇〇なところ」
はひとつの事実に過ぎません。
それも、受け取る人や、場所によって〇〇は変わります。
たとえば「声が大きい」と言っても、
誰が大きいと感じるのか、
どんな場所なら大きいと感じるのか、
などで変わってきますね。
「ちょうどいい」こともあるし
「小さい」と感じるときもあるかもしれない。
すべて「特性」「持ち味」なのです。
良い悪いではない。
ただそうなだけ。
だから、自分のいろんな面を
良い・悪いと色づけせずに、
「自分にはこういうところがある」
と自覚すればいいのです。
認めて受け入れる。
そして、対処法や強みとして活かす方法を考えるのがいい。
人それぞれ、
たくさんの特性を持っていますね。
大いに強みとしていかしましょう。
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