自分軸を太くする

保育園で働いていると、

「子どもたちをまとめて、保育の力があるって思われないと・・」

「保護者から苦情が出ないようにしないと・・」

「先生は何でも相談できるわって言われた方がいいやんな・・」

「近隣にも迷惑かけないように、ステキな保育士さんですねって言われるようにしないと」

「こんなん言ったら他の先生になんて言われるやろう・・」

・・・と、誠実に頑張ろうとするほど、


しらずしらずのうちに、

失敗しないように・やさしい人と言われるように・迷惑かけないように

他のひとにとても気を遣うのが常になっているかもしれません。


私たちは、小さいころから、

ひとから見て自分はどうか・浮かないように・目立たないようにする術を磨いてくることが多かったのかもしれませんね。

特に、日本の文化の中では、生きていくためにそれが必要だと感じることが多かったのでしょう。


評価・評判を気にする。

これは、どんどん他人軸に傾いていきます。


これを続けていると、

自分軸がブレたり、

自分の考えや本当の気持ちが出せないばかりか、

わからなくなってきます。


麻痺ですね。


そんなときにおすすめなのが、

お気に入りのものたちのそばにいること。


生活していて自然と目や耳に入る使う物を

自分のお気に入りのもの・好きなものにするのです。


「そんな時間ない」

と感じるときは、実際の時間でなく、

そこに気持ちを向ける余裕がなくなっているということですので

かなりお疲れですね。


そんなときは、自分が何かをやるより、

ひとからやってもらうのがおすすめです。


マッサージとか美容院に行くとか。

ひとにやってもらうと

自分に向けるエネルギーが出てきます。


「そんなこと興味ないわ」

「マグカップくぐらい何でもいいやん。飲めたら」


と感じるときも

かなりマヒが進んでいると思われますので、

「このカップは本当に好きかどうか」

じっくり感じて選ぶことからおすすめします。


慣れてきたら、ドキドキときめく❤とか

わくわく楽しみ・嬉しい♪という感覚をていねいに感じ取って

積み重ねていくといいです。


何事も練習ですね。


「自分が好きなこと」

を続けていくうちに、

自分軸が太くなっていき、


大きな決断をするときも

「自分がどうしたいか」

で選択できます。


他のひとの目が気にならなくなって

ラクですね。

enfanceアンファンス◆北城優子

内面の育ちを大切にした発達支援と保育者をサポート