こころと頭の整理をおてつだい 北城優子

enfanceアンファンス 心理カウンセラー、保育支援コンサルタント 北城優子

保育者の方がこころも体もいいコンディションで楽しく仕事ができるように
お手伝いをしています。

おもには保育士さんのセッションをおこなっていますが、
保育士以外の仕事の方とセッションをすることもあります。



■社会福祉学科を卒業後、保育士として保育園、その他の施設で約10年間勤務する。その後、無認可保育所を開設し保育士兼施設責任者として5年間勤務。さらにそこを基盤に社会福祉法人を創設し、認可保育園を開設するとともに園長に

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保育士のあなたのためのプライベート相談

なんかモヤモヤするけど、コレって相談に行った方がいいのかな? どこに行けばいいの? 毎日忙しいけど悩みっていってもみんな一緒だしね 私はまだ元気だし大丈夫! … と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか? 私もそうでした。 悩んでることをひとに言ってもしょうがないし愚痴を言う自分にも会いたくない。相談が必要なことは仕事も人生も先輩に聞けてるし自分のことは自分で解決できる。 って思っていました。 でも、 結果どんどん自分ひとりでいろんなこと抱えこんでしんどくなっていってました  ためこんでしまったものや期間が多すぎてもうヘトヘトになっているのに それでも 「休めない」「自分がやらないと」 と体の症状やこころの声を無視して走り続けた結果、 とうとう帰らぬ人になりかけ、その直前で体が強制シャットダウンしました。 体のあらゆる機能が落ちていました。 毎日元気に出勤しているように見えていた同僚がある日、突然来れなくなってしまったこともありました。 そう。 ある日、突然 そんな日がくるのです。 コーチングをなさっている方が「カウンセリングではマイナスからゼロへコーチングではゼロからプラスへ」 とおっしゃっていたのを聞いて「なるほど~」と思ったことがあります。 だからといってカウンセリングが すっごく悩んでいる人がいくところ 病気になりそうになったらいくところ というわけではありません。そんなふうに誤解されていることがとても残念でなりません。日本ではまだまだそんなふうに認知されていることが多いですよね。 でも、ごく生活の一部として ・ 今日は保護者にめっちゃキツく責められてダメージ受けたからすぐケア… ・ 明日ちょっと緊張する会議があるからその前に… ・ 自分のコンディションを保つために継続して… 気軽に利用できるように早くなってほしいなあと思います。 (もちろん、悩みや解決したいことがあるときにもね) アスリートが練習や試合が終わった後に必ずトレーナーにマッサージを受けるのと同じです。 日頃からこまめにメンテナンス。 疲れや不調がたまっている体なら念入りにほぐして、ケアしてまたハードに動ける体になるまでもっていく。 動ける体になっていてもトレーニングや試合でたくさん使ったときには すぐあとメンテナンスしていい状態を維持する。 プロは自分の体調管理にものすごく気をつかいますよね。 ただ、 体はケガすれば目で見えますし、痛みやちょっとした不調も自覚しやすい。 ですので、ケアの必要にも意識が向きやすい。 ですが、こころは傷ついても痛みがあっても不調があっても 目に見えない。 (体の症状を通して一生懸命サインを送っているんだけどね!) なので、 気のせいだろうとか 自分が弱いからだとか こんなもんだとか ついついがまんしてしまう・・・といったことがどうしても多くなってしまうのですよね。 それでもアスリートは自分のメンタルケアに対しても意識が高いです。 食事や栄養どんなものを見るか聞くかなど フィジカルだけでなくメンタルのケアやトレーニングも欠かしません。 同じプロの私たちは・・・? 毎日、自分の食事やこころと体の状態について どのくらい意識を向けているでしょうかーー? 対人援助職といわれる保育士の仕事は、日々、肉体的にも精神的にもストレスが多いのが特徴です。 ストレスが蓄積して疲弊状態になったりバーンアウト、離職にいたる場合も多いです。 他者にエネルギーを注ぐ仕事だから自分にエネルギーを補給しなければ枯渇して燃え尽きてしまうんですよね。 自分のエネルギー状態に日頃から気をつけて、ガス欠にならないように日頃からエネルギー補給しときましょうね。 人を援助するプロしてはいつも自分をいいコンディションにしておくのは責任にもなってきます。 子どもや保護者など、他者にエネルギーを注ぐことだけが仕事なのではなく、 「他者にエネルギーが注げる自分であること」 が仕事の前提として大事なんですね。 毎日の子どもたちの保育や保護者への対応などひとに意識を向けることが日常になっていて自分のことがつい後回しになっているあなた。 悪い評判が立たないようにいつも気を遣っているあなた。 忙しくて疲れがたまっているのにそれに気が付いていないあなた。 自分のケアに時間とお金を使うのがもったいないあるいは罪悪感を感じてしまうあなた。 いいんですよ♪自分にもっと優しくしてあげて。 ひとには「だいじょうぶ?」「休んだら?」って言ってあげますよね? その言葉、自分にかけてあげましょ。 まじめでがんばりやさんなあなたも肩こりや腰痛がひどくて体がお疲れのときはアロマトリートメントやマッサージに行ってもいいし 頭が疲れたら美容院でヘッドマッサージしてもらって気持ちよくウトウトしてもいいんですよ^^。 自分だけの時間も大切にして心地よい時間を自分に与えてあげましょうね。 プライベート相談もそれと同じです。こころを解放できる場所。 私も仕事がだんだんキツくなってきて、カウンセリング行こうかな~と探し始めたときは、 保険がきいたらねもうちょっと安く受けられるのにねで、どこ行ったらいいかわからんし と思ってました。 でも保険がきくところは予約がいつまで先やねん?!てぐらい混んでたし、なかなかそういう場所自体がなかったりしました。 で、自分では探せないまま時間が過ぎ、ストレスの状態はどんどんひどくなり・・・というとき、やっとひとから紹介してもらってそこに通い出しました。 ・・・ 通い続けて救われましたー。けっして料金が安いところではなかったですが、そんなこと言ってられないぐらいにキツくなっていましたし安い所はちょっと不安もありますしね。そこは通ってよかったです。 きっかけは目の前に起きていることがもう自分ではどうしようもなくなったからでしたが、 相談してとても楽になりました。 「目の前の問題」や「その時だけ」でなく、人生そのものが楽に生きられるようになりました。 どんな自分も自分で受け入れられるようになりましたよ。「スゴく頑張って肩肘張っていたわたし」も「こころに壁をつくってひとをよせつけないようにしてたわたし」も「コワくて不安でビクビクしてたわたし」も全部わたし、と。そのときはそうするしかなかった。だからそんな自分もOK.。 物事の捉え方も変わりました。クレーマーの保護者がいても以前と今では感じ方が違うのですよね~。 「ま、こんなこともあるわな」「この人はこうなんや」と。 今はほぼストレスを感じなくなりましたし、心地よくない感じを受けても自分がどうプラスに考えるかに至るまでがすごく早くなりました。イヤな人からは逃げてもいいってわかったし。 ストレスを自覚しても「あ~~コレが気になってるんだわ~」と認めたらさほど大ごとにはなりませんしね。 いつどこで誰と会っていても自分のままで接することができるので余計な気を遣って疲れることもありません。 とってもラクですよ。 どんな自分もOKだから自分がすきになる。だから自分に優しくしてごきげんになれることをいつも選んであげるようになる。 ごきげんはまわりにも伝染していく。 いい循環ですねぇーー。  自分と向き合い寄り添ってあげるっていいですね。自分の思いが安全に出せるっていうのは、ものすごく救われました。本音を出せるところがなかったので。ここでは何を話しても「わかってもらえる!」って感じれたのもエネルギーを取り戻すちからになりました。たいてい誰かに話すと「みんなそうだ」なんて言われるし。分かってもらえるから自分はこれでいいんだって思えたし、行きつ戻りつしながらも自分のペースですすんでいくことができました。 あなたが、今の仕事が好きでこれからも続けていきたいと思っているなら、 安全に何でも話せる相手、エネルギーが出る場所を持っていることをぜひおススメしますよ。(あなたがかえってガックリするような返事をしない人のところね) ・・・ あなたは今ごきげんですか?

腹が立って子どもにすごく怒ってしまうのは?~かつて子どもだったあなたへ

子どもと接しているとき自分の子ども時代の経験がオーバーラップすることは多いですね。 私の場合は、自分が子ども時代大人にされてイヤだったことは子どもにはせず、「こうしてほしい」「こんな大人がそばにいてくれたらいいのに」と感じていたことを自分はやってあげたいなあと思って常々そうしているつもりです。自分が子ども時代にこうしてほしかったこんな大人にそばにいてほしかった という経験があるからです。 ですが、どんな接し方が正解かなんて決まっている訳ではないですし、子どももひとりひとり違いますから、 これが望ましいだろうと思って接したとしても受け取り方は子どもそれぞれです。 だからこそ難しいのですがおもしろくもある。こわいときもある。 そして、子どもと接するときには自分に問われているなと感じることが多いですね。 子どもが何かやったとき、それに対して大人である自分がどういうふうに子どもに伝えるのか 自分の考え方や感じ方、価値観のようなものが問われます。 子どもと接していることで「私ってこういうとき腹が立つんだ~」と気付くことがありますし、 「子どもにはこう伝えたいよな」と自分の中で考え方がハッキリすることもあります。 そうやって大人も子どもに育ててもらっているのですね。 自分の中で感情が動くとき、それは「自分が何を大事にしているのか」に気付くチャンスでもあります。 ~◆~◆~ Hさんは、すぐ涙を流す人がとても苦手です。職場で何か失敗をしたり会議中に自分のことが話にのぼった時に泣く人を見るととても腹が立つのです。 「仕事中やのになんで泣くの?」「泣いたら許してもらえると思っているのか?」と思います。 幼い頃にさかのぼってみると、Hさんは家族から「Hはすぐ泣く」「ほらまた泣いた」「いつも泣き落とししてズルい」とよく言われていたのだそうです。 そうするうちにHさんはだんだん人前で泣かなくなりました。泣きたいときもグッとこらえて部屋でひとりで泣きました。 小学校のときには「泣かない」ことで何とか泣かせようとする子たちのターゲットになったこともあったそうです。 Hさんは「人前で泣かない」ということを大事にしてきたのです。 なのに「人前ですぐ泣く」という、自分が大事にしてきたルールを破る人を見たから怒りがわいてきたのですね。 自分のなかで禁止していることを人が平気でやると無性に腹が立つというのはよくあることです。 あなたは、子どもが(あるいは大人でも)何かやった時つい感情的になって怒ってしまうということはありますか? どうにも自分の中の感情が動いて自分でも止められないということ。 なんでこんなに怒っちゃうんだろう?と自分でもよくわからないとき。そんなときは、もしかしたら、幼い頃の体験やそのときの感情が沸き起こっているのかもしれませんね。 あなたもかつては子どもでした。子どもの時のままこころのなかに住み続けている自分が反応しているのでしょうね。 自分の感情に気付いて「あ~~今私腹立ってるわ~」と認め、「なんでこんなに腹立つんやろ?」「前にもこんな気持ちになったことあったかな?」と思い起こしてみると、その場面が思い浮かんで、腹が立つ理由がわかるかもしれません。 その理由が本当にそうなのか?と考え直してみてもし今はそうでないのなら自分の中のルールを変えることは可能です。 Hさんは「人前で泣いてもいいんだ」と自分に許せるようになってからは 泣く人を見ても「なんだか無性に腹が立つ」ということは減っていったそうです。 こころのなかにいる子どもの自分を自分で育ててあげることはできます。 こころがザワッとしたときが気付くチャンスです♪ ★★そうしたいと思ったらね★★

バランスはとれていますか?

 テニスをやっている子どもたちに「テニスを楽しんでやろう」「練習も試合も楽しむことが大切だ」という言葉をかけたとき、親御さんたちは 「楽しむだけじゃあね~」「人生大変なこともあるんだし」「乗り越えていく精神力をつけないと」 とおっしゃっている場面をよく見かけます。 「楽しむ」ということは、 楽しいと感じることだけやるしんどいことはやらない ということではありません。 「楽に生きる」というのも、 イヤなことは一切せず、好きなことだけして生きるという意味ではありません。 たとえ厳しい練習でも達成感や自分の力が引き出されてくるのを子ども自身が感じてくると、もっと練習したい!と自分から言うようになります。楽しいからです。 「楽しむ」という言葉ひとつの中にもいろんな意味のバランスがありますね。 「頑張らなくてもいい」というのも、なまけものになっていいという意味ではありません。 「ひとのことばかり気にせずもっと自分を優先していい」というのは、自分勝手にしていいという意味ではありません。 頑張り過ぎて体調崩すぐらいしんどくなっているなら、もっと自分を休ませる必要があるということ。 ひとがどう思うかを優先しすぎて自分を置いてけぼりにしているなら、もっと自分が何を感じているかを気にしようという意味です。 何事もバランスが大切なのです。 どちらかに偏り過ぎていると不具合が生じます。 首や肩や腕がどんどん前かがみになっていったら、ダルくなったり凝ったり呼吸が浅くなったりしますね。そうしたら、胸を広げて首や肩を後ろへ伸ばし、肩甲骨を引き寄せる必要がある。 片方へ傾き過ぎているので反対方向も意識するのです。 自分もひとも周りの状況も常に変化しているから、そのなかでのバランスを考える。 「仕事に傾き過ぎてるかな~」「趣味にハマり過ぎてるかな~」「家族と過ごす時間が足りないかな~」etc. エトセトラ・・・変化する状況その時々でバランスを考える。 こころのサインを注意して受け取っていればわかります。(普段から頭とこころの風通しを良くしておくことが必要ですね♪) 一方で、同じ状況が続いて安定していると思っているとき、何かが起きてトラブルだと感じることがありますが、 それは「変化した方がいい」という合図の可能性があります。 それまでのバランスが崩れてうまくいかないなと感じたとしても、それは古くなった考え方ややり方を変えるチャンスなのです。 ~変化する中でバランスをとる・変化するからこそバランスがとれる~

子どもと関わるお仕事をされている方へ

私は長く保育園で働いていました。今の保育園は本当に求められることが多いですね。毎日の保育や行事はもちろん、保護者とのやり取りやクレーム対応、地域とのかかわりや園外に向けての子育て相談、通信物や書類も多いし、制度が変えられることへの対応もめまぐるしいです。とにかく忙しい。そして疲れます。感情労働だし肉体労働だし、予期しないことが起きるのが日常だから、からだとこころへの負担がすごく大きい。保育士さんたちはもともとひとのお世話をするのが好きでがんばりやさんな方たちが多いですが、その分、自分のことは後回しにしちゃっていませんか?自分がじゅうぶんな状態であってこそ、ひとにもよりよい対応ができますね。疲れていたらイライラしちゃうし、相手のことが許せなくなってしまいがち。自分のケアにじゅうぶんな時間とお金をかけることも大切に考えてほしいなと思うのです。保育の仕事は、こどもの特性や保護者の特性を理解して対応しようとすればどんどん勉強の幅は広がっていきますし、ひとへの配慮がとても必要な仕事です。それだけに、ひとのこと以上に自分のケアが必要なのです。援助職にとって自分のコンディションをどうやって保つかを知っておくことは責任でもありますね。「私がもっと頑張って何とかする」には限界があるのです。思っていることを全部はなかなか言えないことも多いと思います。ですが、気持ちをガマンしたり、自分を抑えたりしていると、あるとき爆発したり、五感が鈍くなっていったりします。肩こりや腰痛のマッサージと同じように、日ごろから、こころ のメンテナンスもしてあげてくださいね。あなたの内面が変化すれば今の状況の受け止め方が変わります。物事の捉え方が変われば、目の前のしんどい状況が今すぐに変わらなかったとしてもストレス具合は断然軽くなります 。そして、あなたの考え方や感じ方の変化は周りの人や状況に自ずと影響を及ぼし、だんだん変化していくものですよ。

子育てで気になることは何ですか?~子どものことがもっとよくわかれば毎日が楽しくなる

小さいお子さんをお持ちのおかあさん方、日々さまざまな悩み事、困り事がありますよね?特に初めての子育ての場合は、「なかなか寝ない」「寝てもすぐ起きる」「離乳食はいつからどんなふうに始めたらいいの?」「この子はよく食べてる方なの?それとも少ない?」「なんで泣いてるのかわからない」「何をやっても泣き止まない」「何度言っても同じことをする」「なんか発達が遅いような気がする」「ついイライラして怒鳴ってしまう」・・・・・・などなど次々といろんなことが起こり息つく暇がないですね。誰かに相談できたり、自分なりに「こうかな?」と思いながら日々過ごせるならいいのですが、「相談できる人が近くにいない」「誰に相談していいかわからない」「相談した方がいいのかどうかわからず漠然とした不安がある」「相談しても事態が変わらない」といった場合、おかあさんご自身はどんどん不安や苛立ちがつのりますね。おかあさんの不安やイライラはお子さんがいちばん敏感に感じ取っています。そのことがまた、泣きや寝ないといった状況につながりますますおかあさんは不安とイライラ・・・と悪循環を繰り返します。「おかあさんっていうのはいつもニコニコしてて、子どもの事が一番大事で母性があふれてるよね~」「おかあさんってそういうものだよね~」周りからそう思われているだろうと思うこと自体がしんどいー・・・ そんなふうに感じたことはないですか?「おかあさん神話」・・・ですね。「そうあってほしい」という「おかあさん以外」の人の希望なのかもしれません。ただ、それがおかあさんの心の重石になることも多いです。おかあさんだって、いつもニコニコ元気にしていられるわけじゃないいつも子どもに優しくできるばかりじゃないイライラもするし、ごはん作りたくない日だってあるそれが当たり前。そして、そのおかあさんの気持ちをヒシヒシと全身で感じ取るのは子どもたちなだけに、子どもたちが安心して大きくなるにはおかあさんが笑顔でいてくれることがいちばん嬉しいですね。そのためには、おかあさんご自身が満たされていることが大事です。おかあさんが、好きなことをしたりお子さんから少し離れられる時間を持てたり何も気にせず眠ったりそんなことができるとずいぶんリフレッシュ&リラックスできるのではないですか?たとえ少しでもおかあさんがご自分に優しくする(自分がごきげんでいられるようにする)時間をもつ工夫をされることをおすすめしますよ。自分のケアを忘れずに。肩の力を抜いて自分らしく。そして、「子どものことがよくわかる」ということが子育ての見通しが持てたり、どーんと構えてお子さんと接することができることにつながります。もし、「子どもの事がわからないけど、誰に聞いていいかわからない」「こんなことひとに聞けない」と感じていたら、いつでもご連絡くださいね。⇒ こちら

発達障害は増えている?

発達障害という言葉が、 ここ何年かで急速に広がってきました。 発達障害と診断されるケースは増えたでしょうし、確かに保育園の現場でも、 「気になる子」「グレーゾーン」 といわれるお子さんが増えてきています。 けれど、昔はそういうお子さんがいなかったのかというと、そうではありません。 昔も、いました。 本当に、近年急に発達障害の子どもは増えてきたのでしょうか? 数が増えたというより、社会の関心が発達障害に向き始めたということかもしれません。 言葉とその概念が広く知られるようになって、これまで「あれ?この子ちょっと変わってるね・・・」という程度だったのが、 発達障害と診断されるという数が増えたのでしょう。 発達障害は、その子の持つ脳の機能の特性や、その子をとりまく環境の中で育つうちに、アンバランスさを持って発達し、コミュニケーションや認知・運動などの能力に偏りが生まれたのだと考えられます。 子どもの言動に影響を及ぼすものは、 生まれ持ったその子の資質や親との関係、身近な大人の接し方、友だちとの関わりなど、 さまざまです。 現代の、私たち大人の生活は、ひと昔前に比べるとよりスピードアップし、複雑になっていますし、子どもたちの生活リズムや食生活も大きく変わりました。 仕事で心身ともに疲れ、イライラし、余裕のない大人の状況は、子どもに直結します。 子どもはいつも「早く早く」と追い立てられ、ゆっくり見守る、その子らしさを認めて受け入れる、という余裕が大人側になくなってきているまま子どもに接してしまっていることもあるでしょう。 現代の生活環境は、以前なら問題にならなかった個性の子までも生きづらさを感じるようになってきているということもいえます。 原因は何であれ、 その子が今、日常の保育園生活・学校生活に困っていることがあったり、生きづらさを感じているのなら、 周りの大人は、特性を理解し、その子に合った具体的な手立てを取っていくことが必要なのは一緒です。 大人になっても同じですし、大人になってから気付いた場合も同じです。 苦手な部分に対応したり、得意なことをいかせる職種に就いたりするためにも、 特性を周りと自分がよく理解し、人や社会との関わり方を知っていくといいですね。 気付いた時から始めましょう♪

こどもはやがて大人になる~発達障害のこと

当たり前のことですが、人はみんなそれぞれ違います。 「こういうとこあるよね」というのは特性で、その強い弱いやバランスも人によって違います。 この特性(個性)が「とても強い」と、簡単には分かり合えない部分があるので、 「なんかちょっと・・・(アノヒトヘン…ワタシトハアワナイ…) 」となることがありますね。 とても強い個性を持った子どもは(もちろん大人も)、周りの理解や細かな工夫・助けを必要とするので、 それをわかりやすい「個性」として説明しようとしたのが、「発達障害」という名称だと考えてもいいかもしれません。 ですので、発達障害は特別なものでなく、特性のひとつひとつは私たちも持ち合わせているものです。 ただ、その度合いがとても強かったり、いくつも集まったり、ほかとのバランスが偏っていたりするので、 その子が、不安なく明るい気持ちで毎日を過ごすために、周りの理解や工夫が必要なのですね。 子どもは成長して、大人になります。できるだけ小さいうちに周りの大人が特性を見つけ、理解し、具体的な手立てを取ってあげたいものです。 そして、子ども本人も大きくなっていくずつ、特性を知って受け入れていくことが大切だと思うのです。 幼い頃に、自分の特性をからかわれたり、否定された経験をすると、「自分はダメなんだ」と思い込むようになったり、大人になってからもマイナスの影響を持ち続けがちです。 「自分にはこういうところがある」「こうやって対応すればいい」ということを自分で知っていれば、強みにすることもできるし、前に進んでいけますね。 人より突出してるってことをプラスにいかせば、突出している分だけ、とてつもなく素晴らしいことにつながる可能性が高まります。強烈な個性や才能を発揮して、道を拓いたり大業を成した著名な方はたくさんいます。 自閉スペクトラム症の「スペクトラム」は、「連続体」という意味で、同じ自閉症の特性を持つ子どもでも、特性のあらわれ方には差があり、それぞれ違って見えるけれど基本的なところでは連続しているという考え方だそうです。 現在はこの考え方がさらに広がり、ADHD・LDなどの発達障害を区別するのでなく、連続していると考える「発達障害スペクトラム」という考え方へと発展しているのだそうです。 保育園でも、「発達障害」という言葉を知ってから、目の前のお子さんを理解する幅がとても広がりました。 ただ言葉の響きから、抵抗を感じる部分も(特に保護者は)あったかもしれません。 スペクトラムという考え方は、そこから私たちを解放してくれました。発達障害が何か特別に違っているわけではなく、私たちみんな延長線上にいるのですから。 お子さんを(大人も)ありのまま見て、特性を見つけ、本人が困ったり生きづらさを感じるようなことがあれば、どういう工夫が必要かを本人も周りも理解していけばいいのですよね 。

特性を強みにする

ウォズニアッキというかつてランキングNo.1の女子テニスプレーヤーがいます。彼女は、ランキングでNo.1になりましたが、グランドスラム(一番大きい4大大会)でのタイトルがありませんでした。そのうち、ランキングも下がってきたとき、周りからは、「つなげるだけではダメだ」「決め球がないと」「パワーテニスに対抗できないと」「もっとネットプレーが必要だ」など、「もっと変化する必要がある」と、いろいろなことを言われました。実際、彼女やそのチームは、トレーニングや戦術・プレースタイルetc.  これまでを変えるために、さまざまなことを試したそうです。ですが、成績にはなかなかつながりませんでした。そして、再びランキングが上がってきたときの、彼女のプレーはというと、以前の彼女の持ち味をいかしたスタイルでした。「とにかく走りまくって返す」「走ってどんなボールでも取る」走ることに関しては、フルマラソンに何度も出場するほどのレベルです。テニスプレーヤーなのに。走り込んでいるので、筋肉のつき方や持久力も以前とは違っていました。彼女の粘り強いプレーは、相手にプレッシャーをかけてミスを誘うことになったり、自身が展開するプレーや攻撃にもつながりました。結果それがポイントになり、試合に勝利し、ランキングも徐々にあげることになったのです。やっぱり「自分」に戻っていくのですよね。それが結果を出すことにつながる。「私のコレをいかす!」と決めたら強いです。足りないものを他に求めるより、自分がすでに持っているものを活かす・進化させるというのが自分にとっても無理がないです。長所や短所、とよく言いますが、「私の〇〇なところ」はひとつの事実に過ぎません。それも、受け取る人や、場所によって〇〇は変わります。たとえば「声が大きい」と言っても、誰が大きいと感じるのか、どんな場所なら大きいと感じるのか、などで変わってきますね。「ちょうどいい」こともあるし「小さい」と感じるときもあるかもしれない。すべて「特性」「持ち味」なのです。良い悪いではない。ただそうなだけ。だから、自分のいろんな面を良い・悪いと色づけせずに、「自分にはこういうところがある」と自覚すればいいのです。認めて受け入れる。そして、対処法や強みとして活かす方法を考えるのがいい。人それぞれ、たくさんの特性を持っていますね。大いに強みとしていかしましょう。

自分軸を太くする

保育園で働いていると、「子どもたちをまとめて、保育の力があるって思われないと・・」「保護者から苦情が出ないようにしないと・・」「先生は何でも相談できるわって言われた方がいいやんな・・」「近隣にも迷惑かけないように、ステキな保育士さんですねって言われるようにしないと」「こんなん言ったら他の先生になんて言われるやろう・・」・・・と、誠実に頑張ろうとするほど、しらずしらずのうちに、失敗しないように・やさしい人と言われるように・迷惑かけないように他のひとにとても気を遣うのが常になっているかもしれません。私たちは、小さいころから、ひとから見て自分はどうか・浮かないように・目立たないようにする術を磨いてくることが多かったのかもしれませんね。特に、日本の文化の中では、生きていくためにそれが必要だと感じることが多かったのでしょう。評価・評判を気にする。これは、どんどん他人軸に傾いていきます。これを続けていると、自分軸がブレたり、自分の考えや本当の気持ちが出せないばかりか、わからなくなってきます。麻痺ですね。そんなときにおすすめなのが、お気に入りのものたちのそばにいること。生活していて自然と目や耳に入る・使う物を自分のお気に入りのもの・好きなものにするのです。「そんな時間ない」と感じるときは、実際の時間でなく、そこに気持ちを向ける余裕がなくなっているということですので、かなりお疲れですね。そんなときは、自分が何かをやるより、ひとからやってもらうのがおすすめです。マッサージとか美容院に行くとか。ひとにやってもらうと、自分に向けるエネルギーが出てきます。「そんなこと興味ないわ」「マグカップくぐらい何でもいいやん。飲めたら」と感じるときも、かなりマヒが進んでいると思われますので、「このカップは本当に好きかどうか」じっくり感じて選ぶことからおすすめします。慣れてきたら、ドキドキときめく❤とか、わくわく楽しみ・嬉しい♪という感覚をていねいに感じ取って、積み重ねていくといいです。何事も練習ですね。「自分が好きなこと」を続けていくうちに、自分軸が太くなっていき、大きな決断をするときも「自分がどうしたいか」で選択できます。他のひとの目が気にならなくなってラクですね。

心地よい言葉が自信につながる~潜在意識のパワー

あーしよう、こーしようと頭で考えていつも自分の言動を決めているつもりだけれど、 このときはたらいている顕在意識は10%にも満たない。 実は90%あまりの潜在意識が、私たちの言動を導いている。 のですって ! 「頭ではわかってるんやけど、な~んかいつもこうやっちゃうねんな~」「なんかわからんねんけど、気が付くといつもできてるねん 」 というパターンは、潜在意識の「おかげ」。 潜在意識はこどものときから繰り返し刷り込まれたことやすごく印象に残った出来事・言葉などによってつくられていき、 大人になってからもその人の信念や行動パターンに影響を及ぼします。 潜在意識は、こども時代には、とてもオープンです。 目から見たものや、聞こえるものが感じるままにダイレクトに潜在意識に入っていきます。就学前のこどもたちは特に。 ですから、子どもたちには、心地よい言葉をかけてあげることがとっても 必要。 「あなたはいつも肝心なところで失敗するのよね~」なんて何気なく言っていると、そのままその言葉が潜在意識に入っていきますので、 本当に大事なところで不安になったり、自信のない子になっていきます。 「あなたならできるよ」とか「あなたは大丈夫」といつも言ってあげていると、 子どもも「自分はだいじょうぶなんだ」 と信じられて、いろんなことにトライできる人になるでしょう。 「自分を信じられる」「自分は大事な存在なんだ」「自分がありのままいることに じゅうぶんな価値がある」 と思えることが、人として生きていくうえで揺るぎない土台になると私は思っています。 それは、こども時代に繰り返しくりかえし、親や身近な大人に言ってもらってこそ、そう思えるようになっていきます。 ステキな言葉 とともに「あなたはステキ」という気持ちを こどもたちにたくさん伝えて刷り込んであげてほしいと思います。 ・・・もちろん大人にもねっ !     そしてまずは自分から